説明環境はmacOS11.4(Big Sur), EZRのバージョンは1.54です。
その他,説明内のソフトのバージョンなどは全て本記事作成時点のものです。
EZRは,Intel(Core i...) MacでもApple Silicon(M...) Macでもどちらでも動作します。
Windows環境でのインストール・起動方法はこちらの記事をご参照下さい。
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Mac環境では,EZR実行のために「XQuartz」というソフトを追加で使用します。
また,EZRを直接起動するのではなく,Rを起動し,R上からパッケージのプラグインの一つとしてEZRを呼び出します。
I.インストール
2.「R for macOS」のインストール
https://cran.r-project.org/
上記サイトで「Download R for macOS」のリンクをクリックし,
上記サイトで「Download R for macOS」のリンクをクリックし,
リンク先で「R-4.1.0.pkg」をダウンロード後,インストールしてください。
2020年以降に発売されたM1などのApple Silicon搭載端末をお使いの場合は,
通常のpkgでも動作しますが,同サイトの「R-4.1.0-arm64.pkg」をインストールするほうがなにかとスムーズです。
3. EZR関連パッケージのインストール
1)Rを起動する
アプリケーションの一覧やLaunchpadからRを起動してください。
2)EZR関連パッケージをインストールする
Rコンソールで以下のコマンドを打ってEZR関連パッケージをインストールしてください。
install.packages("RcmdrPlugin.EZR", dependencies=TRUE)
コマンド実行後,ダウンロードサーバを聞かれた場合は,日本のサーバなどをご指定ください。赤字で各種パッケージのインストールが実行されます。 環境にもよりますが,完了まで20分程度かかる場合があります。
途中で「パッケージのソースからインストールを行いますか?」と聞かれたら「いいえ」を選択してください。
なお,インストールが進まず,
「The downloaded binary packages are in...」
「ダウンロードされたパッケージは,以下にあります」
などとだけ表示される場合は,すでに必要なパッケージが入っていると思われますので,
以下の起動アクションに進んでください。
II.起動
MacでEZRを使用するには毎回以下の1-4の起動作業が必要です。
インストールから連続して作業する場合は,一旦,XQuartzやRを終了してから,
以下の手順で作業してください。 (もし起動していた場合)
1. XQuartzを起動する
環境によっては不要の場合もありますが,最初にXQuartzを起動しておいてください。 アプリケーションの一覧だと「ユーティリティ」に,
2. Rを起動する
アプリケーションの一覧やLaunchpadからRを起動してください。
3. Rコマンダーを立ち上げる
Rコンソール上で以下のコマンドを打ってRコマンダーを立ち上げます。
library(Rcmdr)
4. EZRを起動する
Rコマンダーの「ツール」>「Rcmdrプラグインのロード」>
で「RcmdrPlugin.EZR」を選択し「OK」を押します。
途中でRコマンダーの再起動を聞くメッセージが出たら「Yes」を選択してください。
自動でRコマンダーが再起動し,EZRが展開します。
一見,Rコマンダーのままですが,メニューなどが変わっています。
5. 初期設定をする(初回起動時のみ)
EZRの初回起動時のみ,以下の作業をしてください。 「ツール」>「R.appのためのMac OS Xのapp.napの管理」
にはいり,「app napの設定」が「オン」の場合「オフ(推奨)」にしてください。
にはいり,「app napの設定」が「オン」の場合「オフ(推奨)」にしてください。
この設定をしないとEZRの動作速度が遅くなる場合があります。
今回の記事はここまでです。
【参考】
・無料統計ソフトEZR (Easy R):macOS版のEZR
EZR制作者のHPです。Mac環境へのEZRのインストール方法のほか,EZRの自動起動方法についても説明されています。
【統計ソフトヘルプデスク】
メール:mnc_stat☆ml.toho-u.jp
※「☆」記号を「@」に置き換えて下さい。