Mac環境でEZRを使用する際の困りごとの解消方法を説明するシリーズです。(ラベル=EZRMacTIPS)
Rを起動したらEZRが自動起動するようにする 作業難易度★★(ちょいむず)
MacでEZRを使用するには,起動時にコマンド(library(Rcmdr))を入力したり,プラグイン起動やRの再起動を行わなければならず,少々手間がかかります。このひと手間を解消する方法を紹介します。
Rが起動時に参照する設定ファイル「.Rprofile」に以下のコマンドを入力しておくことで,Rを起動するだけで自動的にEZRまで起動します。
options(Rcmdr=list(plugins='RcmdrPlugin.EZR'))
library(Rcmdr)
local({
old <- getOption('defaultPackages')
options(defaultPackages = c(old, 'Rcmdr'))
})
1)起動中のEZRのメニューバーの「ツール」から「Rcmdrオプションの保存」を開く。
2)書き込まれているものがあれば削除して,上述のコマンドに書き換え「OK」する。
3)Users/"UserName"のディレクトリを選択し「.Rprofile」という名称で「Save」する。
"UserName"部分は,EZRを使用しているユーザーを指定するようにして下さい。
これで次回からは「R」を起動するだけでEZRまで起動するようになります。
【うまくいかない場合】
Rの設定ファイルを置くべきフォルダは,通常はユーザ名のフォルダの直下ですが,なにかの拍子に場所が変わっているかもしれません。Rコンソール上で以下のコマンドを打つと,どこがRの作業フォルダに設定されているかがわかります。ここでわかったフォルダに「.Rprofile」を置くようにしてください。
getwd()
また,Macのファインダー上で「.Rprofile」が見えない時は,ファインダー上で「Command+Shift+.」を押してください。隠しファイルが表示されるようになります。
【統計ソフトヘルプデスク】
HP:https://www.mnc.toho-u.ac.jp/mc/mnc_stat.php
メール:mnc_stat☆ml.toho-u.jp
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